しかも、便利に使えば使うほど、いつのまにやら残量がピンチなことに。
そのため、こまめに充電されている方も多いと思います。
が、そこですよ。
みなさん、
充電のとき置きっぱなしにしていませんか?これがよくない。
これはもう、ずいぶん昔から言われている話です。
携帯を充電して放置したままにしていると、メールや写真を他の人から覗かれちゃいますよって。
これまた、その返事がだいたい決まっております。
いや別に。見られて困るものがあるわけでもないから、と。
お気持ちはわかりますよ。
以前は私もそう考えておりました。
しかし、今やスマホにタブレットの時代。
昔より便利になったということは、
危険度も段違いに上がっているということでもあります。
具体的には、本人の留守の間にお子さんがゲームアプリに勝手に遊んで、
高いお金を支払う羽目になった話とか。
あるいは、家族がお金と時間をつぎこんだ
アプリを消しちゃった、
みたいな話があるわけです。
専門用語で、こういう行為を
『ソーシャルハッキング』というそうです。
ハッキングというと、すごい技術を持った犯罪集団が
奇想天外な方法で潜入し機密情報を盗んでカーチェイス、みたいな。
そういうハリウッド的なイメージが一般的ではないかと思いますが、
なんてことない個人がちょっと目を離した隙にしでかすような、
そんな危険がより身近になっているわけですよ。
今回は、そんな
『ソーシャルハッキング』に備える方法を、
いくつかご紹介させていただこうと思います。
Q.他人にSNSのメッセージやメールなどを見られたくありません。どうすれば?A.「ロックアプリ」を使いましょう。アプリを起動する時にもパスワードが必要、という設定をするアプリです。
本体だけでなくアプリにも、二重に鍵をかけてセキュリティを強化しましょう。
Q.SNS以外に、大事なファイルや写真などを守るには、どうしましょう?A.「暗号化アプリ」を使いましょう。これは色んなファイルを暗号化するアプリです。
このアプリ、特に本体に「メモリ」を挿せる機種などでは有効です。
というのも、そういう後付けするものは
簡単にとり外して持ち去られてしまうからですね。
「メモリ」にカメラで撮った写真、仕事上の大事なファイルなどを保存するなら、
あらかじめ暗号化して万が一に備えましょう。
なお、メモリそのものを取り返す件については、警察に相談してください。
Q.知らないうちに高額の請求書が来るなんて怖い!?どうしたらいいの??A.まず、クレジットカードをやめましょう。特に、パスワードなしでお買い物できるようにされている方は、
いつ何があってもおかしくないレベル。
そうでなくても危ないですので、以下の方法に切り替えをお勧めします。
①ネット用の口座を用意し、「デビッドカード」でお支払いする。
このカード、使ったことない人も多いかもしれません。
お店などでお勧めされることは、あんまりないですからね。
これ自体の使い方はクレジットカードとそんなに違いませんが、
支払いの点で大きな違いがあります。
このカードでは借金できない、ということです。
そもそも、クレジットカードは基本的に借金するためのものです。
お金のある無しに関わらず、限度額までお支払ができてしまいます。
そのため、悪用されると大変怖いことに。
そして、その情報をネットに置いて使えるようにしているということは、
カードを複製して目の届かないところに預けているようなもの。
そんなの危ないに決まっているじゃないですか。
しかし、デビッドカードの場合なら、
登録した口座に入っている金額までしか使うことはできません。
そこであらかじめ一手間。
いつもの口座とは他に口座を用意し、少額だけ預けておきます。
そして、その口座からお支払いを「デビッドカード」で行うわけです。
これなら、入金の手間は増えますが、使い勝手はそんなに変わりません。
そしてもしもの場合、その口座のお金は失われるかもしれませんが、
それ以上の損害はせき止められる、というわけですね。
②「電子マネー」でお支払いする。上よりもうちょっと手軽な方法です。
大手の会社では、コンビニなどで専用の「電子マネー」を販売しております。
店頭で見た覚えがある方も多いんじゃないでしょうか。
この「電子マネー」を購入し、ネットのお支払いをこれを使ってするのであれば、
クレジットカードはそもそも必要ありません。
またもしもの時でも、すでに購入した電子マネーの額までしか損害はありません。
なにかしらのキャンペーンをやっている時もありますので、
カードでお支払いするよりお得な場合もあるかもしれませんよ。
ただ「電子マネー」には非常にたくさんの種類があるのでお間違えのないように。
目的のコトに利用できない「電子マネー」を買っちゃうと、
非常にガッカリすることになります。
今回は以上です。
特殊な事例は、もうその都度対応するしかありませんが、
ありそうな危険については、何かしら備えておくのがよいと思います。
交通事故における、シートベルトやエアバックみたいな感じでしょうか。
もちろん、他にも気を付けないといけないことはあると思います。
また機会を見つけてご紹介させていただきます。