松岡モータース

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川柳大喜利 第19回総評
2020年3月30日

ようやく春らしいうららかな
陽気の季節になりました。
できることならお昼から
ぐっすり寝だめしたい今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
担当Hです。
 
さて、川柳大喜利コンテスト第19回
お題は『運』でした。
 
今みたいな時期に運・不運について
わかったようなことをしゃべりますと
うっかり地雷原に飛び込みかねません。
世の中どうにもややこしくなってますので、
今回はいつもより安全運転でいきたいと思います。
 
さて、応募に関して
「中間発表で取り上げられて
受賞した作品がない(以後略)」
というご意見をいただきました。
 
これについてはつい前回、
第18回の九州代表賞が
中間発表での選考作品でした。
 
過去作品ページに中間発表の記録が
ないのでわかりにくいですが
以前もそこそこ選ばれております、
というのが直接のご回答です。
※中間発表の記録は、
今後追加していこうと思いますので
よろしくお願いいたします。
 
さて、しかしこの疑問について
中間発表までに投稿した作品は、
それ以降に投稿した作品より
不利なのでは?
という疑念が根底にあると考えました。
 
実際に数を数えますと、
確かに中間発表で選好した作品が
入賞している数は少ないのが現実です。
ではなぜそうなっているのでしょうか。
 
単純に時期の有利不利で考えますと
前者は先出しの独自性・インパクトがあり、
後者だと推敲してクオリティを
高められる利点があります。
そこから見ますと一長一短、
どちらが有利とも言いがたいところです。
 
一方、制作の方に目を向けますと、
時間をかけて
作品を多く作るほど
レベルが向上するのは確かです。
 
以前のブログでも述べましたが、
過去のお題で入賞者と
投稿数の関係を探ってみたところ
投稿作品数が多い人の方が
入賞している傾向がある
(逆に当時の検証で、
投稿作が1句のみの入賞者はゼロ)
という結果が見られました。
※三句縛りをする前の集計
 
そこから推測しますと、
投稿時期による有利・不利というよりは、
中間発表後の時期の方が
多くの作品が作られており、
一つのお題を様々な角度から
繰り返し作って磨き上げている。
 
つまり後の方が
良い作品が増えるので
選ばれている
ということではないかと思いました。
 
川柳においても継続は力なのです。
 
ちなみに。
とにかく入賞したい!!という方
松岡モータース賞は
今までのところ倍率が低めになっております。
ぜひ頑張ってみてください。
 
今回もたくさんのご応募
ありがとうございました。
 
それでは、今回印象に残った言葉・表現のコーナーです。
 
『逆にレア』
ダメなんだけど、一周回ってこれはアリかも。
そんな複雑な心境を一言で表現。
 
 
『運残す』
諦めない。秘めた底力を見せる一言。
最後に勝てばいいのです。
 
 
『ご機嫌しだい』
運の擬人化表現。
人知を超えた意思と見て、拝んでみても良いですし
恨み言を述べてみるのもひとつの在り方。
 
 
『朝の気分』
その日、その瞬間のふとした気まぐれ。
それが嵐を呼び込むことも。
 
 
『元気です』
何はなくとも前向きに。
健気な空元気は、最近、涙腺に効きます。
 
 
『今が底』
上げ底、二重底にご注意を。
これなら大丈夫、と飛び込んでみたら
ズボッと首まではまって抜け出せない。
それがまさかです。
 
 
『羅針盤』
道を指し示すコンパス。道標のシンボル。
くるくる回すものではありません。
 
 
『グリズリー』
川柳にクマ。
荒ぶるパワーワード。
お逃げなさい。
 
 
以上です。
 
 
近日中に、第20回川柳大喜利コンテストを開催予定です。
来週までに詳細を告知させていただきます。
弊社のWEBサイトをご確認ください。
またたくさんのご応募お待ちしております。
 
それでは皆様、
どうかくれぐれもご自愛ください。

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