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川柳大喜利 第26回総評
2021年12月29日

2022年まであとほんの数日となりました。
正月に向けての片付けや準備など皆様終わりが見えましたでしょうか。
片付けをするといつも部屋の配置で悩んでしまう担当Hです。
 
第26回のお題は『推』でした。
昨今の言葉で『推し』と言いますと、応援している芸能人などを指す言葉だそうです。
なるほど、誰かに芸能人やその人の歌などに夢中になりますと他の誰かにおススメしたくなるものです。
ファンの心理をよく表わした上手い言い回しだと思います。
 
今回の応募作、大体半数近くがこの『推し』に関する作品でした。
『推し』を通じて日常の一部を楽しく切り抜いた作品が多く、選考も活気があって楽しいものになりました。
投稿者の方の幅も広くて、なんと下は10代から上は80代までいらっしゃます。
しかも案外年配の方のほうが推し活が充実されておられる様子。素晴らしいですね。
それ以外の句では『推理』『推薦』『推進』『推敲』などが見られました。
中でも『推理』は、夫婦間におけるあれやこれやで大変な句ばかり。当コンテストにおける人気ジャンルと結びつきやすかったようです。
また面白いところでは『推定無罪』『推古天皇』を取り入れた方もいらっしゃいました。こういったインパクトのある言葉選びのセンス素晴らしいと思います。
 
今回の応募で最も予想外だったのは『松岡モータース賞』に該当する作品を決められなかったことです。
当コンテストは、自動車に関する川柳を奨励するため『松岡モータース賞』を設けております。
今回は「推」ということで、きっと贔屓にしている企業やブランドの句が期待できるんじゃないか、と予想していたところ空振りに終わってしまい残念でした。
 
これには大きな勘違いがありまして、実は企業やブランドに対しては『推し』とは使わない、という事を私どもが分かってなかったんですね
『箱推し』という言葉もありますが、これも基本的には人のグループ・チームにのみに用いられている言葉のようです。
その結果、『松岡モータース賞』に該当する作品が生み出しにくい事になってしまいました。残念でした。
今回を教訓として、今後の出題に活かさせていただきます。
 
今回も皆様からのたくさんのご応募、本当にありがとうございました。
 
それでは、今回目に留まった表現や単語をご紹介させていただきます。
 
『リアクション』
反応。ジェスチャーや言葉の大きさ、高さだったり、いわゆるボケとかツッコみだったりですね。
社会人になると、学生ノリなどとたしなめられることもありますので注意しましょう。
 
『また逃げた』
また、というところに言葉にできない色々な想いが感じられます。
 
『天使』
美しい、ふれがたい、畏れ多い、などのような様々な意味が含まれます。
日常的には使われいので、現実離れした特別感もあります。
 
『騙されて』
騙す/騙される、という言葉で日常のトラブルをドラマチックに語ることもできます。
本物の事件をほのめかすこともできますが稀です。それでも、思わず目が留まってしまいます。
 
『異空間』
普段と違う異質な状況、自分の常識が通用しない場所などを表す際に使われます。
アウェイとも言い変えられますが、もっと危機的でネガティブなイメージが強くなります。
 
『禁句』
NGワード。ナイーブで気難しい相手を傷つける言葉。トラブルに繋がりかねない言葉です。
知らずに口にしてしまいトラブルになる理不尽さが描かれる事も。
 
以上です。
 
来年も3日から第27回の募集を開始予定です
詳細やお題については弊社の川柳特設ページをご確認ください。
たくさんのご応募お待ちしております!!
 
今年も松岡モータースの川柳大喜利コンテストにお付き合いいただき誠にありがとうございました。
来年も引き続きご愛顧いただきますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、どうか良いお年をお迎えください。

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