2022年3月26日
皆様、毎日元気にお過ごしでしょうか。担当Hです。
汗をかくくらい暖かいかと思えば、急に寒さがぶり返すような安定しない日々が続いてます。
それでは第27回、川柳大喜利の総評をお届けします。
今回のお題は「福」でした。
応募作品を大まかに分けますと、「福」の字を「ラッキー」つまり幸運の意味に捉えるか、「ハッピー」つまり幸せの意味で捉えるか、または「福の字」に着目するかで分かれていたように思います。
「ラッキー」については、福袋や宝くじ、受験などで幸運をつかみたいという願いや、出会いを願う作品が見られました。
一方で特に差し迫った願いがあるわけではなく、漠然と何か良いことが無いかな、という作品もまた多かったです。
「ハッピー」について、特に人気だった題材はご家族での幸せです。
今回特に子供・孫が可愛い!という作品が非常に目立ちました。
またご夫婦の仲の良さの裏返しのような作品はいつも通り人気でした。
そして健康。特に幸福で太った、という作品が多数見受けられました。そういう人は幸せもほどほどにしないといけませんね。
「福の字」に着目した作品は、例えば字が含まれる言葉を使った作品です。大福、福笑い、福耳、福神漬、福岡、また人の名前で福田さんとする作品もありました。無理やりなところもありますが私は好きです。
さらに当て字にして服や拭くと置き換えたり、さらには福反応という新語を生み出してしまう作品もありました。
様々な可能性への挑戦と発想が素晴らしいと思います。
今回もたくさんのご応募、本当にありがとうございました。
それでは、今回目に留まった言葉について紹介させていただきます。
『二度見』
あれ?となった瞬間の動き。Twitterなどで見ることがあります。
川柳ほどではないですが、140文字という字数制限がある環境では独自に発達した書き方や言い回しを見ることがあります。
もしかすると作品に取り入れやすい言葉も見つかるかもしれません。
『苦労人』
困難に翻弄されるだけでなく、人生経験から得た強かさや底力を持つ人の事。作品内に別の視点や深みを与えてくれると思います。
『山の神』
奥様を指す古い言い回し。レジャーに絡めると面白いかもしれません。
奥様を指す言葉は、女将さんなど他にもたくさんあり川柳に活かし甲斐があると思います。
『義理チョコ』
季節のイベント感と微妙な距離感を表わすことができます。
ついつい気になってしまう人も多いのでは?
『天神様』
菅原道真のこと。特に受験シーズンでは非常に馴染み深い存在です。
伝説と絡めることで知的な印象を加えられるかもしれません。
『運試し』
比較的に少額の賭けを指すことが多い気がします。
ここで調子に乗ったのが失敗の始まり、なんてことも。
今回も松岡モータースの川柳大喜利コンテストにお付き合いいただき誠にありがとうございました。
冒頭でも書きましたが、この時期に調子を崩しますと4月からの新しいスタートに響く可能性があります。くれぐれもご自愛ください。
来月から心機一転、頑張っていきましょう。