2022年6月24日
まばゆい陽光と雨雲が交互に訪れる今日この頃、
快適な部屋でついつい過ごしたくなってしまいますが夏の予定はもうお決まりでしょうか。担当Hです。
ずっと部屋にいた、と後から後悔しないようにするのが私の夏の目標です。
さて、第28回の川柳大喜利、お題は「新」でした。
近頃はあっという間に色んな事が変わってしまいます。
流行が変われば、お店の品ぞろえどころかお店まで変わってしまい、
さらには身近な交友関係まで違ってしまうことがあります。
別れは仕方ないことですけれど、その時々の新しい出会い
一合一会を大事にしていきたいものです。
さて、今回寄せられた作品についてです。
新と言えば新年度、新しい顔ぶれが集う時期という事で
圧倒的に「新人」さんに関する句が多かったですね。
例えば学校だと新入生や新人教師、
あるいは会社だと新入社員や新しい職場に関する句です。
これらが概ね半分くらいを占めていました。
題材としては時期的にホットで作りやすいのですが、
新しい関係なので情報が少なく掘り下げ不足な傾向がありました。
そのため、もうひと捻りあればと惜しい印象を受けてしまいます。
また新婚さんや新生児のような「新しい家族」の句も
次いで多く見られました。
こちらは詠み人の思いがこめられた句が多く、それだけ魅力あふれる作品が多かったと思います。
あと、某映画の公開が近かったので、そのタイトルに絡めた句も見られました。
「シン○○」というタイプですね。
そんな言葉遊びからヒットが生まれることもありますのでこれも意外と侮れません。
自由な発想が素晴らしいと思います。
そして今回運営側として嬉しかったのは、
「自動車」に関する句が今までで一番多かったことですね。
本当にありがとうございました。これからもぜひよろしくお願いいたします。
今回もたくさんのご応募、本当にありがとうございました。
それでは、今回目に留まった表現や単語をご紹介させていただきます。
『ヴィンテージ』
古い価値を表す言葉です。
文字数多めで使いにくいのですが、代わりになる言葉もなかなかありません。
『風雲児』
停滞した状況に衝撃や変化をもたらす人。
またその流れの中で成功している人を指すこともあります。
大げさに聞こえる言葉選びは、作品を盛り上げてくれます。
『必需品』
常に必要なものや欠かせない物のこと。
しかし、ある人にとっての必需品が他の人や立場にとってはそうでないということもあり得ます。
そこに意外性を見出すこともできるかもしれません。
『処世術』
昭和の頃に組織内の人間関係の巧みさを表現していた言葉。
現在の言葉ですと、いわゆるコミュ力でしょうか。
世代の違いや、逆に変わらない世の中の様子を描くことができるかもしれません。
『石頭』
考え方を変えない相手や、相手に歩み寄らない腰の重い姿を表します。ものの見方を変えれば、慎重・堅実・動じない姿勢ということになります。
価値観の多様化が語られる昨今、使えるシチュエーションは多いかもしれません。
『質問攻め』
相手に一方的に質問をし続ける様子。
質問者と受け手の間に強い感情や緊迫感を伺わせます。
そこから、しょうもない話題でオチをつけるのも面白いかもしれません。
久しぶりに返ってきた地元でいったい何が起きていたのか。
つかみはバッチリ、盛り上がる展開が期待できます。
もうすぐ夏まっさかり。
今までできなかったことを今年こそは!
そんなポジティブな気持ちでこれからの季節を過ごしたいですね。
どうかこれからも松岡モータースをよろしくお願いいたします。