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川柳大喜利 第29回総評
2022年10月22日

お届けが非常に遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした。
 
ブドウや栗など秋メニューが色々増えて嬉しい担当Hです。
夏とは違う味覚についつい口にしてしまい、おそるおそる体重を測る日々。
後悔しない程度に楽しめると良いですね。
 
さて、第29回は「遊び」がお題でした。
人間、学校や仕事も大事ですがそれだけでは生きていけません。倒れてしまいます。
長く健やかな人生を送るため、皆さんご自身にとっての息抜きのノウハウをお持ちだと思います。
そこで何を思い浮かべるか、これが作品の個性につながるわけです。
 
さて今回の作品の傾向で特に目立ちましたのは親目線爺婆目線でした。
子供やお孫さんが楽しんでいるのを見るのが楽しい。
または一緒に遊んで楽しい/困惑する/懐かしい。
そんな一歩下がった視点はまさに川柳向きの捉え方だと思います。
 
また遊びの内容で具体的に挙がったのは、デート、遊園地、釣り、携帯、ゲーム、パチンコ、カラオケ、麻雀などでした。
いつもの募集であれば読書や料理、スポーツや運動(ダイエット)などが出てくるのですが、予想に反してこれらはほとんど見られませんでした。
実用的とは言えないものを「遊び」だと考えている人が多いのかもしれません。興味深いと思いました。
 
今回もたくさんのご応募をいただき本当にありがとうございました。
 
それでは今回、目に留まった単語についてご紹介させていただきます。
 
『火遊び』
危険な遊び。リスクの大きなギャンブルや清くない交際などです。
人間は本能的に危険があると緊張感を増して集中するようにできています。
それが他を忘れて危険な遊びへとのめりこんでしまう理由かもしれません。
 
『三十台』
自分の年齢を強く意識する年代がこの辺りかもしれません。
まず個人差が大きく、若者からだんだん遠ざかるペースも様々です。
そこから彼我のそれぞれの違いを意識したり、折り合い方を身に着けていくことになります。
それに伴う悲喜こもごもは、実際川柳向けの題材と言えますね。
 
『無料』
無料ゲーム、〇カ月無料のキャンペーンなど、昨今はよくCMや店頭で目にする言葉です。
一昔前だとバーゲンやセール、大安売りなどをうたっておりましたが、それらとほとんど取って代わった感があります。
とにかく目を引くパワーワードですので、川柳を目立たせる役にいかがでしょうか。
 
『威厳』
堂々としている振舞い、尊敬されている様子。
川柳だと、上げて落とすような形でギャップの面白さを引き出すのに使えます。
 
『噛み合わず』
他者と勘違いやペースの違いなどでスムーズに行動できない様。
昨今は完璧主義的な傾向があり、些細なことで噛み合わないイライラを感じすぎている気がします。
川柳であればとんでもないレベルのおおらかさ、噛み合わなさを期待したいところです。
 
『昭和初期』
今となっては映像もそれほど多くは残っていない時代。
私たちは多くの発展や変革の跡を感じることしかできません。
川柳であれば多くを語ることなく、時代の移り変わりを句に込めることができます。
 
『炎上』
ネットで目を引く記事の見出しにおける頻出ワードです。
他にも、終了や絶賛、爆笑、驚愕、地獄、最強などなどたくさんあります。
【】などでくくるとよりそれらしくなります。
これらの言葉が見えると反射的に引き寄せられてしまう人もいるくらい非常に効果の高い単語です。
 
以上でした。
 
現在、第30回川柳大喜利を開催中です
お題は「団らん」。
詳細や投稿フォームは弊社の川柳特設ページからご確認ください。
ご応募お待ちしております。
 
これから年末にかけてラストスパートがかかります。
やりかかったことを一気に片付けて年末、年越しに備えましょう。
 
これからも松岡モータースをよろしくお願いいたします。

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