- 川柳大喜利 第35回総評
- 2024年3月26日
雨と寒さと花粉の季節がようやく過ぎ去りつつありますね。
助かりました。担当Hです。
前回にお伝えしていた弊社正面の工事の続報ですが、
ようやくひと段落、というところです。
正面の風通しが良くなり、道路から社屋正面がよく見えるようになりました。
いったんというのは道路の拡張工事自体が控えているからです。
それがいつなのかまだ私は存じ上げませんが、
その時も弊社は通常通り営業を行う予定です。
これからも松岡モータースをよろしくお願いいたします。
さて、川柳大喜利コンテスト第35回
お題は『うつる』でした。
年初めという大きな区切りによる移り変わり、
同時に世間の様子や興味の方向が一区切りする時期という事で
お題を用意させていただきました。
最も応募が多かったのは『カメラ』です。
大賞作でも選ばせていただきました。
今では手元にスマホがありますので、かつてないほど撮影が身近になりました。
年末年始でも出番が多かったご様子で、楽しい作品が多く寄せられました。
また『鏡』も人気の題材でした。
こちらもいろんな場所に配置されている身近な道具ですね。
作品では、鏡越しに自身を目の当たりにすることでの気付き
それに関連して沸き起こった衝撃や呼び起こされる記憶、という作品が多く見られました。
私としても共感を感じずにいられない作品が多くありました。
それから『病気』の句ですが、うつるをお題にしたので
もっと来るかと思いましたが、予想したほどではありませんでした。
ここ数年の流れがついに断ち切られたという事でしょうか。
それでも予防を訴える戒めの句、病気にかかった家族を気遣う句などが見られ完全に過ぎ去ったとまでは言えないようです。
病は病でも『恋の病』や『五月病』のような
ものもありまして、うつるとは?と
不思議な解釈を楽しめた作品も見ることができました。
今回もご参加くださいまして、皆様本当にありがとうございました。それでは、今回の応募作品の中から印象に残った単語・表現を紹介させていただきます。
『夜行列車』
時代によって、また日本と海外とで印象の変わる単語です。あまり聞いたことのない珍しい旅の一場面は想像が掻き立てられます。
『フィーリング』
感触という意味で、元々は物理的に触れた時の様子を表していました。最近は主観的な印象や感じた雰囲気などの意味で使われることが多いようです。
川柳はそもそも、そんな雰囲気を味わう楽しみがありますので、
句の中に漂う空気感を強調する際に使えると思います。
『晴着』
成人式や卒業式、七五三など特別な式典で着る衣装、また衣装を着た姿までを指すこともあります。イベント感を作品の中に自然に取り入れる事ができます。
『かげおくり』
日差しが強い晴れた日に、自分の影をじっと見つめた後で空を見上げると見える残像。もしくは残像を見る遊びの事。幼い日の思い出の夏を呼び起こせる言葉です。
『徳を積む』
善行を行う事。昨今ではゲン担ぎのために何か良い事を行って神頼みするという風習があるようです。
例:コンサートのチケット抽選に受かるよう徳を積む。
以上です。
来月からは新年度。
会社や学校の顔ぶれが新しくなり歓迎イベントが開かれる事でしょう。
同時に新しい趣味や勉強などを始めるにも良い機会です。
今から興味のある事柄について調べてみたり、
必要なものを買い揃えてみるのも良いのではないでしょうか。
暖かくなれば外出もより楽しくなりますからね。
それでは松岡モータースをこれからもどうかよろしくお願いいたします。