- 川柳大喜利 第38回総評
- 2024年12月26日
もういくつ寝ると、というお正月の歌詞にピッタリの頃合いです。
年の終わりまであともう一息というところですが、
巷ではインフルエンザなどが流行っている様子です。
皆様はお元気でおすごしでしょうか。担当Hです。
何かとお出かけの多いこの時期、うがいと手洗いは欠かさないようにしていきましょう。
それでは川柳大喜利コンテスト総評をお伝えさせていただきます。
第38回のお題は『優』でした。
優しい、優れている、優勝など幅広い場面で使える単語ということでお題にさせていただきました。
ただ、実際に募集をしてみますと予想したようにはいかなかったようです。
おそらくですが優劣という意味で使おうとすると「他と比べて」優れているという事になりますため
登場する人や物が増えて文字数がかさんでしまうのでしょう。
これを5・7・5の形に収めるのは難易度が高い、ということかもしれません。
その点、優しさの意味なら状況だけで作品が成り立ちます。
同じ単語なのに使い方によって難易度に格差があるというのは、私たちとしても発見でした。
結果的には、ざっくりですが半分弱くらいの応募作が「優しい」の意味を採用していたようです。
全体の応募数は前回とそんなに変わりなかったのですが、
お題の出し方については少々反省しております。
来年はもっとバリエーション豊かな句が集まるように検討させていただきます。
ともあれ、今回もご参加くださいまして皆様本当にありがとうございました。それでは今回も応募作品の中から印象に残った単語・表現を紹介させていただきます。
『ダンボール』段ボールとも書きます。梱包でよく使われる丈夫な紙、あるいは紙の箱です。
梱包された荷物、というところから贈り物や引越しの状況を想起させることができます。
『ドリンクバー』
ファミリーレストランなどに設置してある、お客様ご自身でドリンクを用意するコーナーです。
これがあるお店では、店員さんは呼び鈴を押すまで来ない仕組みが多く、
周囲の目を気にせずお店に長居したい場面で用いられることがあります。
友人やカップルでの深夜雑談、一人で資料を作ったり読書をしたりなど、様々な場面に使えます。
『すべり芸』
披露したことで場の空気を微妙なものにする芸や仕草のことです。
本来は、場を沸かせる実力のある芸人さんが不意や緩急をつけるための技だと思います。
川柳で使う場合は、単純にすべった場面を伝えることになりそうです。
『優良店』
一般的な意味だと、サービスが良く人気のあるお店の事です。
俗にはパチンコなどのような遊戯関係のお店で、人気があって行列のできるお店や気持ちよく遊べる評価の高いお店を指す時に用いられるようです。
そういったお店の表現に使えると思います。
『タイパ』
タイム・パフォーマンスの略で、時間で比較して優れているという意味の和製英語だそうです。
日常の中では、別々の動画を複数の画面で同時に見たり早回しをしたりなど、短時間に詰め込むための一風変わった手法をとる姿を表す場合もあります。
テクノロジーを駆使して限界に挑む現代の若者の雰囲気を伝える言葉だと思います。
以上です。
これにて、今年の川柳大喜利コンテストは終了させていただきます。今年も一年間、ありがとうございました。次回の川柳コンテストは、来年1月にまた開始予定です。詳細についてはまだ準備中ですので、弊社の川柳特設ページをご確認ください。これからもご応募よろしくお願いいたします。皆様にとって来年がより良い年になりますように祈っております。新年も松岡モータースをどうかよろしくお願いいたします。