- 川柳大喜利 第3回 総評
- 2016年3月29日
永らくご無沙汰しておりました担当Hです。
ここしばらく東奔西走しておりご迷惑をおかけしました。
花粉の季節が過ぎ去って、本当によかったと思います。
それではお待たせいたしました。
先日に行われた川柳大喜利の総評とまいりましょう。
お題は「未来に向けて、決意の一言」でした。
ご応募くださいました皆様、本当にありがとうございました。
さて、今回の応募作品を分けますと、ざっくりとこんな感じ。
『何かに挑戦したいという願い・野望』
『自分に対する戒め・反省』
『でも結局はなぁ、みたいなリアル感・哀愁』
私はやはりポジティブな句に惹かれてしまいますので、
『願い』の句が好みです。
これらの句ですと、望みの大きさや楽しさからくるインパクトが
選考において重要な要因かと思います。
一方、『戒め』や『哀愁』の句は、内容への共感がメイン。
ピンポイントに刺さるネタかどうかが重要となります。
が、 そこが問題。
選考は何人かでやっておりますので、 誰かに刺さっても他の人にはそうでもない
ということもわりとおこりえます。
そうすると入賞までは、もうひと押しの技巧やユーモアなど、
広く受ける要素?みたいな高めのハードルを要求されがちだったかも。
しかし、いずれの作品も気持ちがこもったいい作品ばかり。
おかげさまで選者一同、たいへん盛り上がりました。
皆様にもなんとなく選考の流れみたいなものが伝わりましたら幸いです。
それでは、今回も目に留まった単語を幾つかご紹介。
「ダイエット」
どうして人は自らを苦しみに導いてしまうのか。
目にすればドキリとするいい単語なんですが、
今回とくに多すぎて、ちょっと食傷気味。
「春デート」
少し暖かくなってきた日差しの中をおでかけ。
そんな絵が浮かぶ、シンプルないい言葉です。
応用もいろいろ効きそうですよ。
「さあやるぞ/よしやるぞ」
いつやるの?今でしょ!!という前向きさを出す言葉。
今年こそ/こんどこそ、みたいな単語も多かったのですけど、
それでは覚悟が足りません。 一歩踏み込んだ方が素敵です。
「恩返し」
義理、人情、誇りと意地。
今時にははやらないかもしれませんが、
だからこそ、ひときわ輝く言葉です。
以上でした。
次回以降の制作にご参考になりましたら幸いです。
さて、今年の開催について変更をお知らせいたします。
次回からはレギュレーションを変更し、募集期間を長めにとる予定にしています。
また中間発表として、応募作品のご紹介を行っていきます。
これは、せっかくたくさんの作品が届いているのに、
あまりご掲載できないとなると申し訳ない、もっと掲載しよう!という動きです。
西日本新聞の紙面とホームページ、
両方で掲載チャンスを増やしていこう!! と考えております。
今後ともお引き立てのほど、お願いいたします。
次回の募集開始予定日は、4月4日(月)を予定しております。
お題については、いつもの松岡モータースホームページと、
西日本新聞夕刊の柱欄にてご確認ください。
それでは、皆様のご応募お待ちしております。
これからは長文を押さえたい、と考えている担当Hでした。