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川柳大喜利 第8回 総評
2017年7月4日

皆様、水分補給は足りてますか?担当Hです。

熱中症にしても酒盛りにしても、

効果的なのは水を飲むことだそうです。

これからさらに熱くなってきますが、

身体に気を付けて酷暑を乗り切っていきましょう!

それでは第8回川柳大喜利の総評に移りたいと思います。

今回の応募では『白夜書房 懸賞なび』様が、

当コンテストをご紹介くださいました。

ご協力たいへんありがとうございました。

おかげ様で、応募作品がこれまでで最大数。

審査員一同その熱意と量に圧倒されてしまいました。

ご新規の方も、常連の方も本当にありがとうございます。

第8回のテーマは「いいたい!」でした。

今回はいつもと少し趣を変えまして、

年齢別の割合を集計してみました。

〇投稿数における世代別割合

(小数点以下は四捨五入してます)

10代  7%

20代 18% <トップ>

30代  10%

40代  13%

50代  14%

60代  16%

70代  10%

80-90代 1%

無記載 10%

なお、今回の最年少は13歳、最年長は94歳の方でした。

40-60代が全体のほぼ半分を占めており、

それ自体は予想の範疇と言えます。

しかし、そこまで突出はしていません。

予想よりバラエティ豊かな構成になっていました。

注目したいのは20代からの投稿数が最多というところ。

「川柳大喜利」コンテストとしては、

いささか不思議な結果と言えましょう。

ではなぜこのような結果になったのか。

理解の一助として、応募時期を見てみましょう。

今回の募集は「4月3日から5月27日」です。

皆様ご存じの通り、

この時期は一年の始まりであり、

人の出入りが多い出会いの時期。

若者は特に、これまでとはガラリと違った場所・面々と

新たな経験を積む機会が与えられます。

そこで生まれるカルチャーギャップが

今回のお題と合致したことから、

多くの作品数に結び付いた、と推測されます。

対して、上の世代を考えてみますと、

30代からはすでにそういった衝撃は乗り越えた後であり、

この季節に刺激されるものが少ないのかも。

しかしこれがまた40-50代になりますと、

入ってくる世代との差をより強く感じるようになったり、

あるいは、ご自身でなくともこんどはご家族の方が

この時期のイベントを味わったりします。

そこで触発された感情が偏りを形成する一因になった。

そんな推測ができるのではないでしょうか。

さてさて、それではこの作品数の偏りを、

どういうふうに活かせるでしょうか。

そもそも、同じ世代が少ないということは

似た立場が少ないことで、ネタ被りがしにくいわけです。

これはコンテストにおいて有利な材料になりえます。

あるいは仮にネタとしてはほぼ同じでも、

世代が異なれば表現する言葉が変わってくることがあります。

そうなれば、作品に希少性が与えられるわけですね。

これにより審査に勝ち残る目がグッと広がります。

もちろん、言うは易しというやつで、

世代の異なる言葉を扱うのは容易ではありません。

でも、うまく違う世代の考えや表現を写しとれたかは

コンテストの本題ではありません。

まずは、狙い通りの表現がハマればよし。

なんだか違うものになっていたとしても、

そこに独特の個性が生まれれば、

希少性を得るという点で、成功と言えるのかも。

以外とそういうところから、

新しい技法や作風を開拓できるかもしれません。

皆様の川柳制作に一石を投じることができましたら幸いです

さて、今回目にとまった言葉のコーナーです。

「イエスマン」

会社などで目につく人物を指す言葉。

ひるがえって、これを言う人物の立場を表現できます。

「機関銃」

圧倒的なパワーとスピードを持つ存在。

徒手空拳だとズタボロにされる様子が目に浮かびます。

「充電器」

携帯のおかげで最近は日常の存在に。

奥手な人物の表現に使えそうです。

「手酌酒」

一人で味わうお酒。渋い空気を醸し出します。

会社帰りの時間や静かな雰囲気が伝わってきます。

「草生える」

ネットスラングで笑う、の意味があります。

あまり行儀のよい言葉ではありませんが、

人物や状況の表現には効果的かもしれません。

「橋渡し」

隔てられたものを乗り越えるための存在。

足元の隔たりはまだ残っている、というのも意味深かも。

「五色豆」

京都の銘菓。

地域や上品なシチュエーションを表現できると思います。

以上です。

現在、川柳大喜利コンテストは第9回を実施中。

締め切りは8月26日(土)です。

詳細については、弊社キャンぺーンページをご参照ください。

皆様のご応募お待ちしております。

以上、担当Hがお送りしました。

今年の夏が始まりました。

みなさまに良い思い出ができますように。


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